TECHNOSTRUCTURE
テクノストラクチャーとは木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高品質な構造部材を使用し、
さらに構造計算や耐震実験など、最新の技術を導入した新工法です。
The strength of technostructure
地震に強いテクノストラクチャー工法。
震度7にも耐えうる「強さ」の秘密をご紹介します。
そして「強さ」が実現したメリットは
空間の広さにもつながります。
「強い家」を支える
強固な構造部材
テクノストラクチャーの住宅は、構造部材の強度、品質にもこだわっています。一棟一棟の住宅品質に差が生じないよう、金具ひとつにまで細かな使用を規定し、構造計算通りの強度を確保します。そのこだわりが、家全体としての高い品質、安定した構造性能を実現しています。
木と鉄の複合梁
「テクノビーム」
テクノストラクチャーでは、家を支える大切な梁に木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用。接合部も金具で強化し、ムクの柱の1.5倍の強度を持つ集成材柱で更に耐震性を高めています。
縦にも横にも広い、
オープンな空間
テクノストラクチャーでは、一般的な木造軸組工法で約3.6mしかとれなかった柱と柱の間を、最大約6m(壁心寸法)まで広げられるため、20畳以上もの大空間が実現でき、ワイドビューを楽しめる大きな窓の設置も自由です。
また、テクノ接合金具の採用により、従来柱の接合のために必要だった「ほぞ加工」が不要に。柱の長さをまるまる活かした高い天井高が可能になりました。2階建て住宅で1階・2階とも最大2.8m(一般的な住まいは2.4m)もの天井高が実現できます
STRUCTURE
Structural calculation for housing
388項目に及ぶ構造計算は、
テクノストラクチャー工法へのこだわりです。
※多雪地区は440項目
01
「部品の強さ」=「全体の強さ」ではありません
たとえば、どんなに良い部品を使った車でも全体のバランスが悪いと台無しになってしまいます。車の場合は事前に衝撃実験を行い商品全体としての強度を確認しています。
画像出典:自動車事故対策機構
02
住宅は大きさや間取りが変わると強さも変わります
住宅も自動車のように強度試験を行うことができれば良いのですが、自動車と違って住宅は一棟一棟間取りが異なります。間取りや形が変わると、その耐震性も変わってしまいます。住宅は、一棟一棟同じ物を建てて強度試験を行うことができません。
画像:実大振動実験の様子
03
すべての家で災害のダメージを事前検証する構造計算
そこで、異なる形の住宅の耐震性を測るために、テクノストラクチャーでは実大耐震実験に加えて、コンピュータによる一棟一棟ごとの構造計算(=災害シミュレーション)を行っているのです。建設前のあなたの住まいの設計図面を専門の構造解析ソフトに取り込んで、厳しい構造計算に基づく強度分析を行います。災害ダメージを想定した強い構造体を設計するための、テクノストラクチャー独自のシステムです。
画像:構造計算で事前検証
04
テクノストラクチャーでは平成7年の発売以来、
全棟で構造計算を実施しています。
構造計算の結果は「構造計算書」としてお客様にご提出。ご新居の構造強度を、客観的なデータでご確認していただいています。
画像:テクノストラクチャー構造計算書
2階建木造住宅の構造計算比較
通常の木造2階建では、建築確認申請用には壁量計算と接合金物のチェックのみ行えばよい事となっています。
しかしこれは、住まいの性能を建築士や施工者の知識と経験にゆだねたものであるため、それをやっていれば安心、というものではありません。
テクノストラクチャーでは「安心して長く暮らせる住まいを」というコンセプトのもと、より高度で多角的な構造計算を行っています。
住宅一棟、個別に構造計算を行うので、建物の形状はもちろん、
本棚やグランドピアノなどの重量物、気候・地盤等の周辺環境まで、
あなたの住まいの条件に合わせたきめ細やかな設計を追求することが出来ます。
しかも大空間や変形プランなど、従来の木造では構造的に不安だからとあきらめていた設計も、
構造計算の裏付けを確保しながら実現できるのも大きなメリットです。
住まいの夢と構造強度を両立する工法、それがテクノストラクチャーなのです。
テクノストラクチャーでは、すべての住宅で構造計算を行っています。
388(440)項目にもおよぶチェックで安心の住まいづくりを実現します。
「テクノストラクチャー」では、すべての家に厳しい「構造計算」を義務付け、
独自の「自動躯体設計システム」で一棟ごとに災害シミュレーションを実施。
トータル388項目もの強度チェックをクリアし、強さが立証された家しか建てられない仕組みをとっています。
大地震や台風・豪雪に耐える信頼の構造体を支えるための、テクノストラクチャーならではのシステムです。
※多雪区域は440項目
家の重み、地震や風などにより基礎にかかる力をチェックします。基礎の強度よりも大きな力が生じる部分にはより太い鉄筋を入れたり、鉄筋の本数を増やしたりして強度を確保します。
床や屋根の重み、地震や風などにより柱にかかる力をチェックします。柱の強度が不足する箇所には近辺に柱を加えて強度を確保します。
床や屋根の重みにより梁にかかる力をチェックします。梁の強度が不足する箇所は梁の配置を変更して梁が負担する力を軽減させたり、断面が大きくより強度の高い梁を配置します。
柱と土台などをつなぐ金具部分にかかる力をチェックします。柱接合部強度よりも大きな力がかかる部分にはその力に耐えられるようにさらに接合金物で補強します。
梁をつなぐ金具部分にかかる力をチェックします。梁接合部強度よりも大きな力がかかる部分には梁の配置を変更して接合部が負担する力を軽減させます。
地域に応じた積雪量や風の強さも考慮した上で、十分な量の耐力壁が確保されているかどうかをチェックします。耐力壁の量が不足する箇所には筋かいや面材の耐力壁を追加して補強します。
耐力壁の配置バランスのチェックに「偏心率0.15以下」の厳しい基準を用いて全体的な壁配置をチェックします。
※偏心率とは?
建物の重さの中心(重心)と堅さの中心(剛心)のずれ具合を表します。値が大きいほど危険です。
耐力壁が十分な強度を発揮するために、それらをつなぐ床面・屋根面などの水平面も徹底的にチェックします。床(または屋根)強度よりも大きな力がかかる部分にはより強度の高い床を配置します。
※()内は多雪区域の場合
家づくりについて
About building a house
木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高品質な構造部材を使用し、
さらに構造計算や耐震実験など、最新の技術を導入した新工法です。